「ペンは剣より強し」という格言がある。

この格言は、一般的には「マスメディアや言論は武力よりも力を持っている」という意味で使われることが多いだろう。

だが、「ペンは剣より強し」という格言は、「正しい言葉は、暴力をも制する事ができる」という意味も含んでいる。

言葉とはフォース(力)になりうるのである。

「ウソの言葉」には力がない!

しかし、今の世の中には、「正しい言葉」を吐ける人が少ない。

言葉のフォースを使える人が少ない。

自分が不正と戦ってなければ、どんな“立派なお説教”も「ウソ」になる

身近な大人達を見れば一目瞭然だ。

会社では上司にペコペコして何も言えないような情けない父親が、家では子供や妻に向かってえらそうな説教を垂れている。

また、学校でも、不正と戦う事もできないサラリーマン教師が、子供達に向かって一丁前な“先生づら”をしている。

ふだん、自分自身が不正や邪悪と戦い、正義を実践していなければ、どんな“立派なお説教”も実態のない「ウソの言葉」になる。

「ウソの言葉」には、まったくフォース(力)がない。

敏感な子供達は、すぐ“ウソ”を見抜くし、力のない言葉になど従わない。

子供達が大人の言う事を聞かなくなったというのも、しごくあたりまえの話なのだ。

「正しい言葉」は、邪悪なヤツラを倒すフォース(力)である!

本当に「正しい言葉」というものは、強烈なパワーを持っている。

相手のハートを射抜き、他人を動かす。

それだけではない。邪悪なヤツらを倒すこともできる。

邪悪なヤツらというのは、心に“やましいもの”を抱えて生きている。

いくら強がってみせても、本当は心の底で常にビクビクしている。

だから、「正しい言葉」で射抜き、“内部崩壊”させてしまうことができる。

“正直な言葉”を吐いてれば、言葉にフォースが戻ってくる

「正しい言葉を吐く」という事を、難しく考える必要はない。

まずは、自分が思っている、“正直な言葉”を言ってやればいい。

たとえば、いじめっ子に対しては「この弱い者いじめの卑怯者!」と言ってやれば良いし、意地悪な上司に対しては「性根の腐った男!」と言ってやればいいのだ。

“正直な言葉”を吐いているうちに、あなたの言葉はフォース(力)を取り戻してくる。

邪悪なヤツラを倒せるようになってくるのだ。

是非、皆さんには「言葉」の持つパワーというものを再認識していただきたいと思う。