今回は、誰にでもできる「いじめ防御法」を述べる。
それは…呼吸法である。
呼吸法は奥が深いので、一朝一夕ではモノにできない。
だが、普段の生活の中で意識して練習すれば、どんどん上達する。
呼吸法ができるようになると、敵に「からまれる」事がなくなってくる。
浅く短い呼吸は、いじめを引き込む
いじめられると、大抵の人の息は浅く短くなる。
怖い・おどおどする・びくびくする…
このような精神状態にある時、人は深く長い呼吸はできないものだ。
息が浅く短くなると、心に余裕がなくなり、ますますオドオドしたり、ビビッたりして、敵のイジメを引き込みやすい。
浅く短い呼吸は、敵の攻撃心を刺激するのである。
これは、のら犬などに遭ってしまった場合と同じである。逃げようとして、あせり、呼吸が浅くなると、のら犬は余計吼えて襲い掛かってくるものだ。
…では、どうすれば良いか?
いじめられない呼吸法
相手がいじめを仕掛けてきたら、細く長く息を吐く。
細く長く…吐いて、細く長く…吸う。おだやかな呼吸を、腹式呼吸で行うのだ。
敵は、その呼吸に吸い込まれて、不思議なことに…いじめる“気”がなくなってしまう。
「攻撃心」が分解されてしまうのだ。
あなたの呼吸が、相手より深くなると、敵はそれ以上攻めて来れなくなる。
これは、武道の呼吸法と同じ原理である。
コツは「腹式呼吸」
いじめを防ぐ呼吸法を会得するにはどうすればよいか?
普段から、浅く短い呼吸をするクセをやめて、深く長い呼吸を練習することが大切だ。
コツは、息を胸で吸うのではなく、腹で吸うことだ。
いわゆる腹式呼吸である。
腹式呼吸は、いじめ撃退だけでなく、健康にも良いし、心も穏やかになる。
「胆力」が充実する秘儀である。
呼吸法に関して、詳しくは色々な本が出ているから参考にしてみると良い。